小説 「自国を守れ」

府川耕大 (17歳)

2060年 6月26日
「パチパチパチ」とコンピューターのキーボードの音が部屋の中に響き渡る。数百台のコンピューターの前に一人づつ座り、真剣な表情でコンピュータースクリーンを眺めている。彼らの正体は、コンピューター中毒の人たちでは無く、政府の下で働く諜報員たちである。けれど彼らは単なる諜報員では無く、実の正体は国のために裏の戦争を戦うサイバー兵士達である。… 続きを読む

Short Story “Ken”

Tyler McNierney, 13 yrs old

In our world, the sword is utmost. Those who discard their swords, those who would trade their sword for their life, are dismissed as fools and cowards. If you graduate school, you will transfer to the Academy, and depending on your strength, the Academy will decide your obligation in life. The most novel out of these duties is the Shifter Killing duty. A Shifter is a foul beast that devours the souls inside humans and animals. If the chakra is stolen, it is possible for that Shifter to mimic the living organism perfectly. Thus, those creatures are called Shifters. When … 続きを読む

小説「剣」

マックニャーニ 太羅 (13歳)

われわれの世界では、剣が大切だ。剣を見捨てる人物、命の代わりに剣を渡す人物、それらの人々は不肖ものだと呼ばれる。学校を卒業できればアカデミーに行き、自分の強さによってアカデミーでの義務が決められる。義務の中でもっとも立派なのはシフター殺しだ。シフターとは人間や動物のチャクラを食べる化け物のことだ。その生物のチャクラを食べればその生物を完全に模倣することが可能だ。だからシフターという名を持っている。兄のチャクラがシフターに食われ、生気のない兄の体が、抗うことなくシフターになったとき、僕は誓った。兄の仇は僕が取る。だから、何があっても必ず学校に入り、シフター殺しの役割を僕がもらう。… 続きを読む

小説「春の怪我」

下野 真久

1)「みさ子、あと2日で春だよ!」 カリンがうれしそうに顔をこっちに向けた。

「う、春ってにがて。」私は目を合わせないように、向こうを見た。

「なんで? みさ子ちゃん、花とか好きな人でしょう?」と、カリンがぶぜんとして言った。

そのとたん、ドアがガラッと開いて、6年3組の担任、ふじもと先生がスタスタ入ってきて、「みんな、休み時間はもうおしまいよ。… 続きを読む

小説「クリスマスの日」

小説
趙 恵美里
クリスマスの日

今日は、クリスマスの日です。十二歳のアメリカ人のマデリンは本を読んでい
ました。マデリンはいつも本を読んでいました。今日は「クリスマス」という本
を読んでいました。でも、今日はいつもよりひっしによんでいました。でも、他
の家族たちはクリスマスディナーをつくっていました。マデリンの弟、トーマス
はマデリンのお母さんと、クリスマス・クッキーをつくっていました。マデリン… 続きを読む